PDTとXdebugを導入してみました
最近、PHPをよく書きます。
書きたいから書いている訳ではなく、近ごろサーバサイドのプログラムが必要な案件が多いのです。
とはいっても、私は本職プログラマではありませんから、当然PHPよりもHTMLやCSSを書く時間の方が多いです。
その為エディタも、PHPを書くときであってもDreamweaverを利用していました。
(Webデザイナー兼PHPを書く人は、同様の人も結構いるんじゃないでしょうか?)
WebデザイナーにとってDreamweaverは非常に使いなれたソフトですし、なんだかほっとする(私だけ!?)んですよね~。
とまあ今までは何も考えずにDreamweaverを使っていたのですが、最近どうにも限界を感じてきました。
ちょっとした規模のプログラムになってくると、
たくさんのクラスやメソッド、メンバ変数を使うので、
「このメンバ変数なんだっけ?」
「このメソッドは?」
「このメソッドのパラメータは?」
という事が多く発生するようになってきます。
となると当然定義した部分を探して確認しなければならないのですが、これまた規模が大きくなってくるとスムーズにいきません。
それに、思考の流れがそこで一時止まってしまうのも大問題。
開発効率を下げる要因になるからです。
実を言えば、前々からDreamweaverでのプログラミングに不便さを感じていたのは事実。
そこで、思い立ったが吉日、腰を据えてPHP用のエディタを検討する事にしました。
軽く調査した結果、まず候補に挙がったのはPHPEclipseとPDTです。
両方とも統合開発環境であるEclipseのPHPプラグインとして有名なようですが、
名前こそ耳にはしていましたがじっくり試した事はありませんでした。
そこでなんとなくの印象として、将来有望そうに思えたPDTを試してみる事に。
というか実を言うと、PDTは何かの拍子にPCにインストールされていたという事もあるんですけどね。
ただしメニューが英語だったので、まずはPleiades (プレアデス) で日本語化してみました。
■Pleiades (プレアデス)
http://mergedoc.sourceforge.jp/
ついでなのでCakePHP等でもEclipse上でデバッグができるというXdebug(デバッグモジュール)も導入。
■Xdebug
http://www.xdebug.org/
特に問題なく設定は済み、しばらく適当に使ってみた感想です。
PDT
前にもちょっとだけ使ってみた際に重すぎる、と感じた記憶がありますが、やはり重いです。
スペックはそう悪くないPC(Core 2 Duo E6850-メモリ約3.5G)ですが、それでももっさり感があります。
たぶんPCの問題というよりも、高機能な分仕方がないのでしょう。
バックグラウンドでしょっちゅう読み込みが発生しているようなので、むしろハードディスクの方が重要そう。
まあ重いのはガマンするとして、そもそも使い方がさっぱりわかりません。
メニューも日本語化されているにも関わらず、項目を見ても???といった感じ。
PHPプロジェクトを作成して普通にエディタとしては使えているのですが、まったく使いこなせていない状態です。
そこでちょっとだけ調査してみると、Ctrl+メソッド名などのクリックでクラスやメソッドの宣言した場所に素早く移動できたり、メソッドやメンバ変数のコメントをみたりできる模様。
これはものすごく便利です!
きっと他にも便利な機能がたくさんあると思うので、もっと調査が必要ですね。
慣れていない現在でも、効率よく開発できそうな事はよくわかりましたので、これからも是非PDTを使っていきたいと思います。
Xdebug
なんで今まで使わなかったんだろう。。。
そう思える程驚きました。
今までPHPのエラー時は、ブラウザ上の素っ気ないエラーメッセージを頼りに修正していました。
そもそも、それが当たり前だと思っていたのです。
ところがXdebugを導入すると、さらに詳細な情報が出てきます。
しかもPDT上でデバッグができる……。
本当にもっと早く導入しておくべきだったととてつもなく後悔しています。
もしまだXdebugってなに?というPHP書きのWebデザイナーさんがいたら、是非導入をお勧めします。
入れておいて損な事はないと思いますので。
結論
私と同じようにWebデザイナーだけど結構PHPも書く、という人は、PDTを試してみてはいかがでしょうか。
少なくとも私はもっと早くに使っておけば良かったと後悔中です(笑)
PDTはなんだかインストールが面倒、という人でもXdebugだけでも入れておくといいと思います。
きっとデバッグがしやすくなると思いますよ。
もう少しPDTに慣れてきたらその後の感想等も書いてみたいと思います。